ヘッドフォンの断捨離敢行しました。
6台有ったヘッドフォンから最終2台に絞って脱HPスパイラルという事で、もう新たに買うことも欲しがることもしないと固く誓いました。
AKG K701改とK240STは経年劣化とともに破損したので廃棄処分。
AKG Q701は売却、一時期被りながら所有したHD600新仕様(2019~タイプ)も売却。
一番最後に中古購入したHD600マーブル仕様(2017~2019タイプ)とHD650の2台で私のHP沼は終焉を迎えました。
HD600新仕様は某ショップで掘り出し物として見つけてしまい、衝動買いしてしまったのですが、私が一番最初に音とビジュアルで惚れ込んだマーブル仕様ではないのがずっと気になってたのですが、ある日いい感じの出物を見つけてしまい、これは今のうちに手に入れておいて交換するしかないと無謀な決断をしたのでした。
大昔、初めて聴いたHD600はユニットバッフルが黒色でしたが新仕様のマーブルはHD650と同じ白色ですが強度を考慮して変更されたらしいとのことをどこかで見たような気がします。当時は国内正規代理店が無かった時代でしたので並行輸入ものだったと思います。
HD600は基本どちらも同じ傾向のサウンドなのですが、思い入れが強かった分同じ600でもマーブル仕様の低音の音圧がより好みで、心地よかったので新仕様を手放すのに躊躇はありませんでした。HD600たるもの大理石柄で肉球タイプのヘッドパッドが本来あるべき姿なのである! 初期型が一番かっこいい!という勝手な思い込みも有ったからなのですけどね。
新仕様のほうは上から下まで本当にフラットな感じでバランスの完成度はほぼ完璧だと思います。 新旧HD600を聴き比べてみて若干の音質差があった気がするのですが、これは個体差の範疇なのかもわかりませんが、メードインアイルランドから新仕様以降ルーマニアでの製造に変わった影響が少なからずあるのかもしれません。どちらにしても明瞭で完璧なまでのウエルバランスはヘッドフォンの良いお手本のような気がします。取り合えずこれ一台あればモニターからリスニングまでカバーできるオールマイティーなヘッドフォンだと思うのであります。
AKG Q701もトータルバランスのいい音なのですが自分は少し落ち着いた高域が好きなようで同じリファレンス機として使うならHD600の方が自分にはベストかなと判断した次第です。
最終的にリファレンス用ヘッドフォンはHD600で、リスニング用としてHD650をチョイスした感じですがこの二つ、形は似れど内容は全く別物なので、いくら念願の大好きHD600を入手したと言えどもHD650は絶対手放したくない逸品なのですよね。
ボソボソと鳴らす650はイマイチですがパワーぶち込んで聴く音楽は圧倒的ハイエンド(自分的にですよ)なサウンドなんですよね。結構大音量なのに余裕と言うか疲れないし中低域が濃厚なのに高域もすごく伸びて刺さらない。何を聴いてもそつがなく癒される。あんまりこういうタイプのHPって少ないと思うのですがどうなんでしょ。とにかくもうこれで買い足すことも売り払うこともない自分だけの完成形、ゼンハイザーHD650とHD600で上がりとなりました。
ちなみにネット情報によると昨年中古で買ったHD650の製造番号からゴールデンエラ(黄金期)の個体らしいのですが、それがいいのか悪いのかは自分では全くわかりません。
今聴いてる音が素晴らしい音なのでこれがGEの音なんでしょう。聴き比べてないので何とも言えませんが、その時代によって音が違うとまずいので多分パーツの強度が上がったとか耐久性のお話ではないのでしょうかね? よくわかりません。
アンプもK3不調後、新タイプのK3ESを導入したりしましたが、HP-A8MkⅡだけ使うことにしてそれも整理した次第です。
やっぱり気に入った道具をじっくり長く大切に使うのもいい趣味ですよね。
それではまた。
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